生物学的プラークコントロール

ハミガキをしてもすっきりしない! 治療をしてもまた悪くなる! なぜ?

それは、お口の中のトラブルの原因は、
目に見えないくらい小さな、小さな、悪玉菌だからです。


歯ブラシで食べかすや歯垢のお掃除はできますが、悪玉菌は取り除けません。
悪玉菌と歯ブラシではサイズが違いすぎるのです。

例えば、砂場に作った砂山を、竹熊手(松葉ぼうき)で掃除するようなものです。
砂山は壊せますが、砂を取り除くことはできません。
ましてや、いい砂は残して、悪い砂だけ取り除くことは不可能です。

同じように歯ブラシでは、食べかすや歯垢(プラーク)は取り除けますが、
菌を取り除くことはできません。
ましてや、善玉菌を残して悪玉菌だけ取り除くことは不可能です。

それではどうしましょうか??

お口のトラブルの原因が悪玉菌であるなら、殺菌剤を使って殺菌すればいい!!


次にそう考えました、

しかし、殺菌剤は、人間に大切な、善玉菌も殺してしまいます。
常用すると、人間の体にも害になるかもしれません。

農業では、害虫を殺すために農薬を使っていましたが、農薬は大切な益虫も殺してしまい、土壌、河川、海洋汚染の危険もあります。
すでにアメリカ、ヨーロッパでは、殺菌剤の販売が禁止されています。

そこで、

たなべ保存歯科では 善玉菌を用いた口腔内環境の改善・維持、
生物学的プラークコントロールの研究を行っています。


院長が大学研究室在籍時より、たくさんの乳酸菌等を扱ってきました。
その中で特に優れた乳酸菌、WB21について
2008年より大学研究室と共同研究を行っています。

乳酸菌WB21を配合した「みんなの善玉菌WB21タブレット」と、乳酸菌WB21を配合していない「プラセボ」(偽薬)を使って、ダブルブラインドクロスオーバー試験を行い、WB21が口腔内環境にあたえる影響について研究しています。

研究成果である、国際学術誌論文6報、国際学会発表は、すべて「みんなの善玉菌WB21タブレット」を使用して研究したものです。